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科学英単語・略語

あまり探しても意味が出てこない専門的な科学英単語や略語などをまとめます。自分のためのメモを中心に。

最終更新日:2017/4/19

abiogenesis
自然発生説
[Wikipedia]

Alcyonarian(Octocorallia
八方サンゴ目に位置し、ウミエラ(sea pen)、ソフトコーラル、アオアンゴ(blue coral)、ムチヤギ(sea whip)などを含む生物の総称。

anadromy
海から河川へと魚が遡上すること
c.f. anadromous: 遡河回遊性の

Ba
〜10億年前
e.g. 2.5Ba; 25億年前
[Wikipedia]

blood vial
採血管
実験でたまに使うことも。

・bolide (bolide impact)
火球、空中分解する隕石など

Caatinga
カーティンガ
ブラジル固有の植生で、国土の10%を覆う。低木で特徴付けられる。
[Wikipedia]

carbonic anhydrase (CA)
炭酸脱水酵素

centres of calcification (COC)
石灰化中心
サンゴの石灰化の際に最も早く成長する、骨格成長の軸として機能する部分。

citation metrics
被引用数

・depuration
減毒、浄化作用
貝を清潔な淡水・海水下でしばらく放置し、毒性のある物質・ウイルスや砂・泥などを体外へ排出させること

euphotic zone
有光層→真光層
従来は「有光層」という言葉が用いられていたが、生物が感知できる可視光の深さを指すことから、「真光層」という表現のほうが適切らしい。[海洋生物と炭素循環, pp. 12]

extracellular calcifying fluid (ECF)
細胞外石灰化流体 
サンゴの生物組織と骨格との間にあるとされる仮想の空間を満たす流体で、この流体をもとにサンゴが石灰化を行うと考えられている。[Allison et al., 2012, GCA]
c.f. ICF

Glacial North Atlantic Intermediate Water (GNAIW)
氷期北大西洋中層水
氷期には現在と異なり、北大西洋深層水(NADW)の形成が浅くなっていたと考えられている。(c.f. Sigman et al., 2010)

Gravity Recovery and Climate Experiment (GRACE)
2002年3月に打ち上げられた人工衛星で、上空から地球の重力場の変化を測定し、氷河量・地下水量・地形変化の時間変化を観測している。
[NASA] [Wikipedia]

grazing
必ずしも殺すことなく、生物が他の生物の一部を食すること(本来の意味は牧草地で家畜が牧草を食むこと)。ただし、動物プランクトンが植物プランクトンを補食する際にも用いられる。
ウニが海草を食むこと、ヒトデがサンゴ・石灰藻を食むことなど。
[Wikipedia]

herptile
は虫類(reptile)+両生類(amphibian)
[Weblio辞書]

hindcast
数値モデルにおいて過去に起きた現象を再現すること。
backcastingとも。
[Wikipedia]

holobiont
刺胞動物のサンゴ、細胞内共生して いる褐虫藻、その他バクテリアなどを含めたサンゴを構成する生物全ての共同体を表す言葉。

internal calcifying fluid (ICF)
内部石灰化流体
造礁サンゴの石灰化の際に使用されていると考えられている、溶存炭素やカルシウムイオンなどのプール [Krief et al., 2010, GCA]
c.f. EOF

interstadial
亜間氷期
ダンシュガード・オシュガーサイクルで見られる温暖期
c.f. stadial(亜氷期)

Ka
〜千年前
e.g. 11.7Ka; 11,700年前
[Wikipedia]

lock-in depth
1、堆積物中で残留磁化が獲得される深度。[Suganuma et al., 2011, EPSL]
2、アイスコア中に大気が完全に捕獲される深度(フィルン中では大気と拡散によって絶えず交換している)。
...which is the depth at which air in the ice is permanently trapped. [Parrenin et al., 2013, Science]

Ma
〜百万年前
e.g. 2.58Ma; 258万年前
[Wikipedia]

maritime continent
海洋大陸
主に海洋学者・気象学者によって用いられている語で、インド太平洋の熱帯域に存在する暖水域を指す。
[Wikipedia]

meridional overturning circulation (MOC)
子午面循環
c.f. Atlantic MOC, Pacific MOCなど

・meridional section
南北断面
海洋観測などにおける断面の方向を示す。
[外部ブログ]

microbialite
マイクロバイアライト
微生物によって生成される黒色の炭酸塩。サンゴをはじめとする石灰化生物の死滅後、隙間を埋める形で生成される。タヒチやハワイなどの沈水サンゴ礁で広く確認される。サンゴ礁の間隙度を下げるため、地形の安定化に寄与すると考えられている。[Seard et al., 2010]

・(organic matter)mineralization
酸化分解
特に土壌中において、微生物のはたらきによって有機物が酸化・分解され、植物にとって利用形な形態に変化すること。
[Wikipedia]

・mycostracum
光輝構造
二枚貝殻の内層と外層とを隔てる構造

nannoconid
石灰質ナノプランクトンの1グループ

・outlet glacier
溢流(いつりゅう)氷河
氷床・氷帽・氷原から流れ出る氷河のこと。

phenology
生物季節学
季節の循環とその変動と、それによって植物や動物の生きるために作る周期が季節と経年の気候の変化でどのように影響されるかを研究する学問。

planetesimal
微惑星
[Wikipedia]

・refugia
生態系の変化を免れた領域。待避地。
氷河期など、広範囲にわたって生物種が絶滅する環境下で、局所的に種が生き残った場所。

relict reef
かつてのサンゴ礁
現在とは全く異なる気候状態(e.g. 氷期、最終退氷期)に形成されたサンゴ礁。[Oxford dictionaly of Earth Sciences, pp. 484]

remineralization
再結晶化溶解
海洋表層で栄養塩や溶存炭素をもとに生物によって生産された有機物が中層で酸化分解され、再び栄養塩や溶存炭素に戻ること。

salinity
塩分 塩分濃度×
「分」は、分けること、全体の一部、部分を意味するから、塩分だけでよく、濃度は余分である。そして、塩分は、あるなしではなく、高いか低いかである。
[角皆静男 HP]

・sclerosponge
硬骨海綿

・spheroidal carbonaceous particles (SCPs)
球状炭素粒子(?)
人為的に排出されるブラックカーボンの一種。

stadial
亜氷期。ダンシュガード・オシュガーサイクルで見られる寒冷期
c.f. interstadial(亜間氷期)

・undercurrent
潜流

underway measurement (⇔discrete measurement)
航行中の測定
海水のpCO2の測定などで、研究船・商船の航行中に連続で測定するもの。いったん船を停めて深度方向の観測を行う場合と区別している。

ventilation
気体交換
海と大気とで種々の気体が交換することを指す。

・Western Boundary Undercurrent (WBUC)
西岸境界潜流

・whiting
浅海において、水中にアラゴナイトの泥が舞った状態。魚の群れや乱流によって巻き上がったもの;過飽和状態で自然にアラゴナイトが沈殿したものと考えられているが、最近では後者の可能性は低いと考えられている。
[Oxford Dictionary of Geology and Earth Sciences]

・zonal section
東西断面
海洋観測などにおける断面の方向を示す。
[外部ブログ]

zooxanthellae algae
褐虫藻
渦鞭毛藻の仲間で、サンゴやシャコガイなどと共生し、光合成を行う。[海洋生物と炭素循環, pp. 23]

引用
・海洋生物と炭素循環、鈴木款、東京大学出版(1997年)
・Oxford dictionaly of Earth Sciences (3rd ed.), OXFORD university press (2008)
角皆静男 HP
・Allison, N. et al. A high resolution δ13C record in a modern Porites lobata coral: Insights into controls on skeletal δ13C. GCA 84, 534-542 (2012).
・Krief, S. et al. Physiological and isotopic responses of scleractinian corals to ocean acidification. GCA 74, 4988-5001 (2010)
・Parrenin, F. et al. Synchronous Change of Atmospheric CO2 and Antarctic Temperature During the Last Deglacial Warming. Science 339, 1060-1063 (2013).
・Seard, C. et al. Microbialite development patterns in the last deglacial reefs from Tahiti (French Polynesia; IODP Expedition #310): Implications on reef framework architecture. Mar. Geol. 279, 63-86 (2010).
・Sigman, D. et al. The polar ocean and glacial cycles in atmospheric CO2 concentration. Nature 466, 47-55 (2010).
・Suganuma, Y. et al. Post-depositional remanent magnetization lock-in for marine sediments deduced from 10Be and paleomagnetic records through the Matuyama–Brunhes boundary. EPSL 311, 39-52 (2011).