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1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
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2012年4月14日土曜日

新着論文(Science #6078)

Science
VOL 336, ISSUE 6078 (13 April 2012)

Research Highlights
Climate Model Comparisons
気候モデルの比較
気候変動に対する生態系の応答のモデリングは一般に大きな不確実性を伴う。気候モデルそのものにも不確実性はあるし、生物の応答の仕方についても不確実性がある。将来の二酸化炭素濃度が植物の生理学にどのような影響を与えるかの理解も限られている。

News & Analysis
Ocean's Deep, Dark Trenches to Get Their Moment in the Spotlight
海深く、暗い海溝に光を当ててその瞬間を捉える

HADES (Hadal Eco- system Studies)の研究成果がまもなく公開される。10,000m深の超深海において生物が何を食べているかについて。

Sleep Study Suggests Triggers for Diabetes and Obesity
睡眠学は糖尿病と肥満症のきっかけを示唆している
睡眠の研究から、睡眠阻害(例えば睡眠時間の減少:1日5-6h睡眠、日照リズムの変化:24h→28h)が糖尿病と肥満症に結びつく可能性が示唆された。例えば睡眠が不足していると血液中のグルコースの量が通常より上昇し、健康を害するレベルにまで達する。またエネルギー消費率も8%ほど低下し、1年で6キロ体重が増加するほどのエネルギーに相当する。

Tougher Times for Any Life on an Early Mars?
初期の火星はいかなる生命にとっても生存困難だった?
月と惑星に関する会議における話題。モデル計算からは火星は誕生から現在まで冷たく、乾燥した状態を維持してきたことが示唆される。やはり氷が融点を超えることはなく、液体の水は存在しなかったのではないか。

Perspectives
F. Sherwood Rowland (1927–2012)
Ralph J. Cicerone, Mario J. Molina, and Donald R. Blake
フロンガス(CFC)がオゾン層の破壊に繋がることを証明したことでノーベル賞受賞に繋がったRowlandについて。最近ご逝去されたようです。