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1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
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2012年3月30日金曜日

新着論文(Ncom, Nature)

Nature Communications
27 March 2012

Past daily light cycle recorded in the strontium/calcium ratios of giant clam shells
Yuji Sano, Sayumi Kobayashi, Kotaro Shirai, Naoto Takahata, Katsumi Matsumoto, Tsuyoshi Watanabe, Kohki Sowa and Kenji Iwai
飼育したオオジャコガイの殻のSr/CaをSIMSで5μm間隔で測定することで、Sr/Caの変動が太陽光の日周期に対応していることが分かった。過去の日射量の間接指標になる可能性。


Nature
Volume 483 Number 7391 pp509-642 (29 March 2012)

Research Highlights
Venice: sliding down, tilting east
ヴェネツィアは徐々に沈降しているが、また東に傾斜していることが分かった。テクトニクスと堆積学的に説明可能らしい。

Correspondence
Peak oil is affecting the economy already
石油の生産量は2005年以降上昇はストップしたが、価格は上がり続けている。経済活動そのものが時を同じくして停滞し始めてきている。EUの金融危機は石油価格の高騰が原因とも言われている。

True value of climate fund’s contribution
Adaptation Fund(適応基金)は発展途上国が京都議定書で定められた二酸化炭素排出量削減基準を満たせるように先進国からの支援や、気候変動に対してどう適応するかを技術支援する立場にある。

News & Views
Tahitian record suggests Antarctic collapse
ROBERT E. KOPP
Dechamps et al. (2012)の解説記事。

Articles
Ice-sheet collapse and sea-level rise at the Bølling warming 14,600 years ago
Pierre Deschamps, Nicolas Durand, Edouard Bard, Bruno Hamelin, Gilbert Camoin, Alexander L. Thomas, Gideon M. Henderson, Jun'ichi Okuno & Yusuke Yokoyama
MWP-1A(Melt Water Pulse-1A)は最終退氷期における最も大きな融氷イベントであったが、その源となった氷床がどの氷床であったか、その規模時代については様々な指標で食い違っていた。IODP310航海@タヒチで得られたサンゴ礁掘削試料のサンゴの棲息深度とU/Th年代を詳しく調べることで、過去の海水準変動を復元。MWP-1Aは14,650年前(B/Aの前)に起こり、南極の氷床の寄与が最も大きかったことが分かった。年間40mmという速度で海水準が上昇したと考えられる。

※そのうち概説書きます。Natureのダウンロードサービスに不具合?発生。