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☆主なコンテンツ
1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
6、気になった一文集(日本語English) 7、日記(日本語English

2018年1月11日木曜日

2017年のまとめと2018年の抱負

自分でも一年何したか覚えていないことが多々あるので、カレンダーを見ながら2017年を振り返ってみる。
2017年はひたすら実験と、海外出張という印象の強かった一年。
学振PDのテーマでもある「有孔虫のホウ素同位体分析法」の立ち上げも比較的すんなりいった。ちょいちょい機械が壊れて実験中断するも、周囲のサポートもあり、かなりのデータを取得できたと思う。
これまでやってきた大槌の調査もひと段落。今後は年に1回程度に頻度が落ちる予定。さみしくはあるけど、ビノスガイについては膨大なサンプルが取れているので、あとはしっかり分析・解析を進めなきゃ。

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<1月>
年始に帰省し、その後名古屋大学に戻ってからひたすら14Cの実験。月末には年測主催のシンポジウムがあった。

<2月>
たぶんひたすら有孔虫を拾っていた。

<3月>
前半に大槌の調査があった。さすがに寒いので潜水はなし。

<4月>
学振PDとして海洋研究開発機構・高知コア研究所に異動。津波堆積物の上に建つアパートに引っ越し。海からもかなり距離あるし、4階建ての2階のアパートだし、高知は広大な平野だからそんなに津波も遡上しないでしょ、きっと(どうかな?)。
実験器具もまだ購入できていなかったので、ひたすら論文や書類作成。要するにデスクワーク。

<5月>
PAGESのOSMに参加するべく、スペインはサラゴサ(Zaragoza)へ。
途中のトランジット間に合わず、しばし中東で足止め。
サッカー大会で優勝し、得点王に輝く。
帰りがけにAORIに滞在し、ビノスガイの殻を使った実験。

<6月>
浮遊性有孔虫のホウ素同位体・酸素同位体・Mg/Ca比を1試料から全部分析するという野心的な実験手法の立ち上げ。

<7月>
前半にAORI出張で浮遊性有孔虫の殻の14C分析。あとはひたすらKCCで実験。

<8月>
お盆にGoldschmidtでパリへ。その後はしごしてICDC'11に参加するためインターラーケン(スイス)へ。

<9月>
地球化学会年会に参加するため東工大へ。初のコンビーナーを務める(共同)。
月末には大槌調査。

<10月>
調査後そのままAORIにとどまり、ビノスガイ・有孔虫の実験・分析。
後半には高知新聞社から取材を受ける。

<11月>
前半に喜界島で行われた日本堆積学会の堆積学スクールに参加。喜界島の成り立ちやサンゴ礁地形について学ぶ。
中旬は地球環境史学会の年会に参加するため九州大学・伊都キャンパスへ。
後半はAORIで有孔虫14Cの実験。

<12月>
AGUに参加するためニューオーリンズへ。
帰国後AORIに滞在し、ビノスガイ・有孔虫の実験・分析。

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今年一年すでに決まっている研究集会はかなりの量で、また世界を飛び回る一年になりそう。招待講演の依頼も随時募集中!と言いたいところだけど、実験する時間も必要なので、あまり手を広げられないかな。。

・年代測定研究シンポジウム(名古屋)
・地球惑星科学連合大会(幕張)
・IODP Post Cruiseミーティング(リヴィングストン/ザンビア)
・Goldschmidt(ボストン)
・地球化学会年会(琉球大学/沖縄)
・地球環境史学会(東北大学/仙台)
・温暖期気候に関する研究集会(北大低温研/札幌)
・AGU Fall Meeting(ワシントン)

年末は南インド洋の研究航海で数週間??

今年の目標は、ビノスガイに関する論文を2本掲載し(1本は査読中)、プレスリリースを行うこと。
さらに有孔虫のホウ素同位体分析の2つあるプロジェクトのうちの1つを終わらせ、結果を論文にまとめること。
なので、主著論文として3本を目標に。
いまin pressになっているあの論文はもう受理から一年近く経過しているけど一体いつ出るのかな(苦笑)

名古屋大学にいる間に拾い集めた有孔虫については半分以上は分析に消費し、続々とデータが出つつある。
一方、IODPの試料についてはまだほとんど有孔虫を拾えておらず、また顕微鏡の前に座り続ける毎日が待っている。
痔と運動不足にだけは気をつけて、また実験に明け暮れる一年にしたい。

もちろん(条件の良い)公募には積極的に申し込んでいるので、関東に帰ることになるかもしれないし、高知に残っているかもしれないし、今後どうなるかは色々と不透明だけど、ね。。

気になった一文集(English ver. No. 31)

One of the most powerful methods for predicting future behavior is to look for clues from the past.
将来の振る舞いを予測する上で最も強力な方法は、過去にヒントを求めることである。

The history of Greenland’s iceNature 540, 202–203 (08 December 2016).

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The forecast will be considered a success if the 2016 annual mean CO2 concentration is measured as between 403.92 and 404.98 ppm.

Therefore the 2015–2016 growth rate would need to be greater than 2.7 ppm yr−1 in order for the forecast to be convincingly distinguishable from what could be expected from the trend plus variability unrelated to ENSO. 

Quantifying this direct anthropogenic contribution to the El Niño-related emissions with confidence would be challenging, but we suggest it would be an important avenue for future research with clear implications for understanding a potential contribution to climate change mitigation.

El Niño and a record CO2 rise」Betts et al. Nature Climate Change 6, 806–810 (2016).

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(...) the latest results suggest that the climate is entering uncharted territory, and that would mean that weather will increasingly fall outside the historical norm. From this perspective, humanity hasn’t just loaded the dice. We have replaced them with a whole new type that behave in ways we don’t fully understand.
最新の結果は気候が未経験の領域に入りつつあることを示唆しており、天候も次第に歴史的な標準状態から逸脱することを意味している。そういう意味で、人類はサイコロに単に細工をしただけではないと言える。我々はそのサイコロをまったく予想できない振る舞いをするような新しいものに作り変えたのである。

Extreme weather explicitly blamed on humans for the first time」"EDITORIAL" Nature (19 Dec 2017)

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2017年12月18日月曜日

オーデュボン水族館(NOLA)

ニューオーリンズのオーデュボン水族館(Audubon Aquarium)に行ってきました!
日本とは違う展示の仕方とか、日本にはいないタイプの魚とか、英名と和名の違いとか、色々と興味深いことだらけでした。
後半に出てくる海底油田採掘のリグに関しても、少し思うことがありました。

水族館の入口

展示のはじめはマヤ文明をテーマにしたもの。水に沈んだ遺跡をモチーフに、エキゾチックな雰囲気が醸し出される。



ミノカサゴの一種

衝撃を受けたのはマタマタ。枯葉に擬態したヘンテコな姿の亀。
案内を見るとスペイン語で「kill kill」すなわち「殺す」という名前を冠した生き物!
wikipediaには別の語源との説明も)




なんだかカクレクマノミの背中が黒いんだけど、別種かな?


タツノオトシゴ、お腹が膨れていて抱卵してるなーと思ったらメスじゃなくオス!
なんかどこかで聞いたことあったはずだけど、すっかり忘れていた。。子を守る健気なお父さん。


日本ではヨウジウオと言われる魚は英名ではパイプフィッシュ。ネーミングにも国の違いが垣間見える。



アマゾン川の展示で目についた異様な立ち姿。。


ワニの一種


チョウザメの一種。日本人なら思わずノコギリ◯◯◯と名付けそうなところ、英名ではパドル(櫂、オール)フィッシュ。


こちらは日本でも展示されることがあるサカサクラゲ。変な生態。


シロワニかな?

最後に巨大水槽(といっても日本より小さい)があり、よく見ると石油関連会社のスポンサーの紹介やら掘削リグが生態系に与える影響の展示が。

カリブ海では古くから海底油田の採掘が盛んで、いまや4,000機近く。海水面から海底まで伸びる鉄骨は、構造上複雑なので、よい漁礁になっているという話。
実際現在行われている漁業やレジャー(釣り)の大半はリグの近くで行われており、地元の水産業に大きく貢献しているとのこと。最近流行り始めた牡蠣の養殖棚が良いアナロジー。



水槽に見えるのがリグを模した構造


カリブ海の石油採掘と聞くと、BPが起こした原油の流出事故が生態系に重篤な影響を及ぼしたことがまず頭に浮かぶ(「ディープ・ウォーター・ホライズン」)。
原発事故もそうだけど、何か重大な事故が起きるまで、恩恵に授かっている人は潜在的リスクを忘れ反対運動を起こすことはない。でも一度事故が起きれば踵を返して反対運動を起こす。そして今後新設することへのハードルが一気に高くなる。

石油掘削によって生まれる膨大な利権と人々への恩恵が、環境汚染という隠れた問題を覆い隠しているという好例ですね。
良好な漁場の形成についても、確かに人目線で見れば恩恵が大きいのかもしれないけれど、本来そこになかった新しい生態系が築かれていると言い換えることもできる。ある意味、海のプラスチックゴミが作り出す新たな生態系みたいな。


手付かずの自然と、人に利益を生み出す人工的自然。


どちらが望ましいかなんて私に意見を述べる権限はないけど、人と自然の共存について、ふと考えさせられました。

2017年12月17日日曜日

17'AGU@NOLA

Now I'm on the way "Road to Tokyo", and waiting for a next transit in Huston International Airport.

I attended the 2017 AGU Fall Meeting held at New Orleans (NOLA), and presented a poster regarding boron isotope measurements of planktonic foraminifera.

Convention center was really large laterally, so we walked several km a day every day!

This was my second time attendance to AGU, and I really enjoyed the science talks (and ABITA beers!).

During the stay I walked around the city, and touched exotic and unique atmospheres. It was interesting that even in the USA, French, Spanish, and African cultures mix in a very complex way. Food was unique, but really good.

Mississippi River seen from Riverwalk Outlet

St. Louis Cathedral

A statue of Louis Armstrong, the best trumpet player ever

Louis Armstrong Park

Jazz was really awesome and we enjoyed live plays every night, everywhere.

Musical Legend's Park
The best jazz was that performed at Preservation Hall, so that I visited there twice! 
It looked like ad lib occasionally, but all sounds were harmonized perfectly! I was so excited.

Preservation Hall
Also, I visited a famous museum, World War II Museum. The way to exhibit history of this war was really nice, I thought a lot of things while seeing the course and the end of the war (a defeat of Japan). My knowledge on the war is based on junior-high and high school textbooks, so American perspective was really new for me.

World War II Museum



In a final day I went to VooDoo Museum as well. The room was very narrow and had a really extra-ordinal air.

VooDoo Museum


During one-week-stay, I saw a lot aspects of the USA.

2017年12月6日水曜日

面白い誤変換(No. 2)

× 東北酔拳
⚪︎ 東北水研
東北の人はお酒が好きです

× 水圏生態
⚪︎ 酔拳生態
酔拳に生態があるとかなんだかよく分からないね

× 女性期間終了後
⚪︎ 助成期間終了後
女性期間が終わったら次は男性に…?

× 車庫街
⚪︎ シャコガイ
思いもしない変換。そんな街があるかいな

× 恍惚魚類
⚪︎ 硬骨魚類
とんでもなく幸せそうな魚です

× サンゴ軍隊
⚪︎ サンゴ群体
群体だから集団でいるけど…サンゴは隣のサンゴを襲ったりする結構獰猛な動物

× 下顎
⚪︎ 化学
日本下顎会とか本当にあったりしてね→似たものがあった「顎顔面口腔育成研究会

× 絨毯さんイオン
⚪︎ 重炭酸イオン
さん付けするほど尊敬を集める絨毯

× 明日から糸
⚪︎ アスカライト(※CO2吸収剤)
明日から糸、今日とか明後日は…?

× 妖夢開始
⚪︎ 用務開始
幸せな夢見るぞー!